海外へ自作のフラワーアレンジメントを持って行きたい場合はどのようにしたらよいですか?
海外に住むご友人を訪問する際のお土産に、お花を持って行きたいというご相談を頂きました。
「お花が好きな友人にボックスフラワーを持って行きたいんです」
「急ですが、パーソナル・レッスンをお願いいたします」
とお申込みを頂きました。
ボックスフラワーですと、形が崩れないで美しいお花を持って行けるので、大丈夫です。
ワレモノの器ですと重量もありますし、壊れてしまう可能性も捨てきれません。
ボックスアレンジメントですと、蓋を閉めて箱を梱包材で包むと持ち運びしやすく便利です。
海外へ持参する場合は、アーティフィシャルフラワー(造花)での制作がベストです。
アーティフィシャルフラワーは、布、プラスティック、ワイヤーなどで出来ています。
最近では技術が発展して、生花そっくり。
美しい造花が、たくさんあります。
私がデザインするアーティフィシャルフラワー・アレンジメントは特に、造花に見えないとご好評を頂いております。
お花選びの注意点:
プレゼントするお相手との関係性もお花選びに大切なポイントです。
お相手のお好みの色合いも出来れば伺った方が作りやすいかと思います。
(今回は、特にお花の指定はなく、私の方にお任せでということでした)
そこで、カーマインレッド、濃いピンク系のローズ(薔薇)を主としたお花をご用意しました。
カーマインレッドと濃いピンクは、ブラックのボックスに映える色合いです。
(他にも、ブルー系、イエロー系、ホワイト、グリーン系、黒いボックスにはどんなお色も似合います)
ローズは10輪以上入っています。
他にも濃いピンク系の紫陽花や、グリーンの実はローズヒップを象ったもの。
金色の実と常緑樹の深いグリーンを、アクセントに入れました。
ボックスにセットしたアートフォームに挿していきます。
ボックスフラワー制作にあたっての注意点:
アートフォームの高さに合わせるのではなく、それぞれ花冠の高さが違うお花をボックス上部での高さを合わせて入れるところが難しいとご感想を頂きました。
注意点としては、長さが足りない場合はワイヤーで茎の長さを足して挿していくこと。
薔薇と小花では花冠の高さが違いますが、花の上部の高さを揃えるようにすると美しい仕上がりになります。
アーティフィシャルフラワーの桜のボックスアレンジメントは、春のレッスンでご制作いただくものの見本です。
こちらもご贈答用にお喜びいただいております。
海外への生花の持ち込みについて:
ご参考のために、海外への生花の持ち込みについて記載いたします。
日本から海外へ生花を持って行くことは出来ません。
これは、検疫の観点からのルールです。
例えばアメリカだと、野菜や果物、動物の肉・乳製品などは持ち込みが禁止されています。
たとえ少量でも見逃してもらえず、見つかったら全て没収されます。
不申告だった場合、制裁金が課される可能性もあるようです。
また、プリザーブドフラワーは、生花を薬剤を使って乾燥させたもの。
その乾燥したお花に色を付けています。
生花に準ずる扱いになってしまいますので、没収される可能性があります。
また脆いものですので、お花が壊れてしまうおそれもあります。
こちらの画像は、お菓子を入れた≪文字フラワー(r)D≫ボックスフラワーです。
ボックスの半分に、お菓子を入れて、半分をアーティフィシャルフラワーでアレンジしました。
プレゼントするお相手の頭文字「D」を入れました。
贈る方のイニシャルを入れる≪文字フラワー≫のオーダーを承っております。
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